工学博士(Ph.D)とMBAを併せ持つということ①

2023年2月18日土曜日

99_閑話休題

t f B! P L
少し閑話休題トピックです

技術系は皆修士が当たり前


私は20代で工学修士を獲得し(というか普通に学部から大学院へ行きました)、そして現在の日系企業に就職したのですが30代で社会人ドクターとして工学博士いわゆるPh.Dを取得しました。

20年前位の技術系でよく言われていた事ですが(今はどうなっているのかよく判りません)、学部卒ではほとんど専門性は身につかず、修士までいってやっと昔(昭和の時代)の学部卒と同じ様なものだ、と言われていました。

ですので、よほど大学の研究室での分野が合っていないくて直ぐに就職したいという人達を除いて多くの学部生が修士へ進学していました(現在も日系の技術系企業が殆ど修士卒以上を採用している事から考えると同じ状況だと推察します)。


一方博士課程はというと


一方で当時工学部ではそのまま博士課程に進む人は殆どいませんでした。いわゆるポスドクとして大学のポストが空くのを待つのは生涯年収の観点からかなりデメリットが目立つ選択肢ですから当然の状況だったと思われます。

私自身も企業に就職し、企業の補助を使いながら社会人博士課程としてPh.Dを取得しました。働きながら週末は研究作業をし、月に一度は大学の研究室に通う3年間は決して楽ではありませんでしたが、やはり「大変だな」と思う瞬間こそが振り返って成長していると感じる瞬間なんだと思います。その意味でかけがえの無い非常に価値の高い時間だったと思います。

そうして獲得したPh.Dですが、実務として高い専門性を獲得したことが業務に活きたことは間違いありません。その上で、海外で仕事をするとPh.Dという肩書がモノを言うシーンにも何度も出くわしました。日本ではあまり露骨に扱いが変わるということはありませんが、海外ですと給料や対応が変わるというのも本当の話なのだと感じた記憶があります。

余談:そうして獲得したPh.Dですが、日本の取得者数はあまり増えていないようで、価値が高いはずなのですが、実際あまり市場価値が高いようには普段感じません。



さらにそこからMBAに挑戦する意味とか意義について、考えを整理します(続く)。





名前: FMA

名前: FMA
国内日系企業で働きながら海外MBA (Anglia Ruskin University: ARU)に挑戦しています

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